日本の家 1945年以降の建築と暮らし展
東京国立近代美術館で開催中の「日本の家 1945年以降の建築と暮らし展」に行ってきました。
戦後、日本を代表する建築家たちによって建てられたたくさんの住宅が図面や模型、エスキス段階のスケッチ、映像などで紹介されていて、とても見応えのある展示でした。
印象的だったのは、岡啓輔氏の「蟻鱒鳶ル(ありますとんビル)」。
平成17年から、12年もの歳月をかけて現在も岡氏の手作業でつくり続けられている自邸です。
後日、気になって調べたところ、200年保つ建築と言われながら周辺エリアの都市開発のために立ち退きなどの問題を抱えていたそうです。(現在は曳家することに決まったようです)
そこで岡氏は、200年先まで残す価値のある建築にしよう!と奮闘しているとのこと。
200年と言わず、後世まで残したい価値のある建築とはいったいどんなものなのか、民家はその答えの一つと言えるのではないかなと思いました。
菅原